オールドローズ紹介
オールドローズ
歴史上の女性たちを魅了し続けてきた香り高い高貴なバラは、花の女王の名に相応しい美しさを持つ観賞用だけでなく、
絵画や豪華な衣装、食器類など様々なものに描かれまた愛されてきました。
その原点ともいえるバラこそがオールドローズなのです。
野生の原種から生まれたオールドローズの歴史は長く、主に18767年以前に存在していたバラをオールドローズと呼ぶのです。
そしてジョセフィーヌのバラへの情熱と貢献なくしてオールドローズを語れないことはとても有名です。
また同時に宮廷植物画家だったルドゥーテが描き残した数々のバラも大変有名です。
※ジョセフィーヌ ジョセフィーヌ・ド・ボアルネ(1763年-1814年)。フランス皇后。ナポレオン・ボナバルトの最初の妻。
※ルドゥーテ ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ(1759年ー1840年)。ベルギーの画家。
ジョセフィーヌのバラ園でバラや他の植物画を描いていた。また『バラの画家』で知られ『バラの図譜』は最高傑作といわれる。
様々な花の形状や色、香りが存在するオールドローズは、下記のグループ別に分類され、系統としてあらわされています。
- ・ガリカ G
- ・ダマスク D
- ・アルバ A
- ・ケンティフォーリア C
- ・モス M
- ・ポートランド P
- ・チャイナ Ch
- ・ブルボン B
- ・ノワゼット N
- ・ハイブリッド・パーペチャル HP
- ・ティー T
- ・ポリアンサ Pol
=ガリカ G=
歴史が最も古い
第7回十字軍遠征の時チボー4世が持ち帰った/
ランカスター家の紋章であり、
イギリスのバラ戦争の際『ランカスター家の赤いバラ』といわれている
バラ水やバラ油などとして広まり『薬剤師のバラ』と考えられている
現在のフランスを古代ローマ時代『ガリア』と呼んでいたことから由来
ロサ・ガリカが起源
・英表記:Gallica Rose
・系統: 野生種
・花色: 濃いピンク~濃紅
・香り: 中香
・開花期: 一季咲き
・花形: ロゼッタ・カップ・クォーター様々
・花径: 小輪、約6㎝
・樹形:木立ち性~半つる性
・樹高: 約1.3m~1.5m
・特徴:とげが少ない
=ダマスク D=
ロサ・ガリカとロサ・エニキアの交雑種
『サマーダマスク』が本種、一季咲き
『オータムダマスク』は二季咲き
ローザ・ガリカとともに古いバラの一つ
バラの代表的な香り『ダマスク香』
十字軍によってヨーロッパに広まったとされる
ダマスクは現シリアの首都『ダマスカス』から由来
・英表記:Damask Rose
・花色: ピンク
・香り: 強香
・開花期: 一季咲き
・花形: 八重
・樹形: 木立ち性
・樹高: 約1.6m
=アルバ A=
ロサ・ダマスケナとロサ・カニナの交雑種
『アルバ』はもとは聖職者の着る白衣をさしている
イギリスのバラ戦争でヨーク家の紋章とされる
サンドロ・ボッティチェリの『ヴィーナス誕生』に描かれたバラ
・英表記:Alba Rose
・花色: 白~淡いピンク
・香り: 芳香
・開花期: 一季咲き
・花形: 八重
・花径: 大輪、約8㎝
・樹形: 直立性
・樹高: 約2m
・特徴:とげ少ない
=ケンティフォーリア C=
00枚のほどの花弁を持ちキャベツのような形からキャベジ・ローズともいわれる
オランダやフランドル派の画家たちが競ってこのバラを描き『画家のバラ』ともいわれる
南仏やモロッコなどでは香料用に栽培されている
マリーアントワネットも愛した品種
エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン『マリーアントワネットの肖像画』が有名
・英表記:Centifolia Rose
・花色: 濃いピンク
・香り: 強香、ダマスク香
・開花期: 一季咲き
・花形: カップ咲き
・特徴:実はならない。花の重みで枝が湾曲している。細かいとげ。
=モス M=
ロサ・ケンティフォーリアの突然変異から生まれた
茎や萼に柔らかな毛が密生していることから苔が付着しているように見える
1696年フランスで発見
・英表記:Moss Rose
・花色: 紫がかったピンク、濃いピンク
・香り: 芳香
・開花期: 一季咲き
・樹形: 半つる性、木立ち性
・特徴:茎や萼に赤茶色の毛が生えている
=ポートランド P=
1790年チャイナ・ローズの四季咲き性を受け継いだ
発見者のポートランド公爵夫人マルガレートにちなみ名付けられた
後のモダン・ローズの親的存在
・英表記:Portland Rose
・香り: 芳香
・開花期: 四季咲き性
・花径: 小輪
=チャイナ CH=
中国原産のコウシンバラと呼ばれるロサ・キネンシス系統
完全な四季咲き性
・英表記:Chaina Rose
・花色: 赤、ピンク
・樹形: 木立ち性
=ブルボン B=
1817年マダガスカル近くのブルボン島で発見
19世紀のガーデンローズの女王
オータム・ダマスクとチャイナローズの自然交雑
・英表記:Bourbon Rose
・香り: 強香
・開花期: 四季咲き
・花径: 大輪
・樹形: 木立ち性、つる性
=ノワゼット N=
1802年アメリカ サウスカロライナ州でジョン・チャンプニー氏の手によって誕生
ムスクといわれるスパイシーな香り
・英表記:Noisette Rose
・花色: 淡いピンク
・香り: ムスク
・花形: 半八重
・花径: 中輪、盃状咲き
・樹形: つる性
=ハイブリット・パーペチャルHP=
パーペチャルとは繰り返すという意味で四季咲きを表す
現代バラのハイブリット・ティー・ローズの交配親の一つ
品種数が多い
・英表記:Hybrid Perpetual Rose
・花色: ピンク、赤、濃い赤
・香り: 芳香
・開花期: 四季咲き
・花径: 大輪
・樹形: 半つる性
=ティー T=
モダンローズの代表
紅茶の香り
中国原産、ロサ・ギガンティアとロサ・キネンシスの自然交雑に由来
・英表記:Tea Rose
・開花期: 四季咲き
・樹形: 木立ち性
・特徴:とげが少ない
=ポリアンサPol=
19世紀フランスのギョ―によって日本のノイバラと中国のコウシンバラを交雑し誕生
ポリアンサは『たくさんの花』という意
・英表記:Polyantha Rose
・開花期: 四季咲き
・花形: 房咲き
・花径: 小輪
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